--今まで贈答品としてどんなものを贈っていますか?
内藤:贈答品て高ければいいっていうものじゃないと思っているんですよね。「10万のいい酒もってきました!」っていうよりは、「こんなの知ってます?」みたいな。地方のいいものだったり、あまり知られていないようなものを贈りたいと思っています。
そんな珍しいものだけど、1万円しないぐらいのもの。もらったほうも気兼ねしないものというのも気にしているポイントです。
--定番に使っている贈答品てあります?
内藤:この前、おもしろいなと思ったのは「じろうや」の海苔。岡山県の真鍋島で作られている海苔なんだけど、センスがすごく良くて。海苔なんだけど、小洒落てる。「ノリノリキング」と「ノリノリクイーン」。価格も手ごろですしね。
--センスいいですね!大きさもちょうど良いサイズで。
内藤:海苔なので軽いしかさばりにくい。あと、日本人てなんだかんだで海苔大好きじゃないですか。海苔もピンキリだけど、あまり高い海苔は自分では買わないし。
--確かに、何かと食卓にあると重宝しますよね。
内藤:贈答品とかギフトって、欲しいんだけど自分じゃ買わないなってものを探してあげたくて。これはまさに!という商品ですね。
--逆に貰って嬉しかった贈答品などはありますか?
内藤:クリスマスに毎年、オーナメントを贈ってくれる人がいるんだけど。
--オーナメント?クリスマスツリーに飾るやつですか?
内藤:そうなんです。「ホワイトハウス クリスマスオーナメント」という商品があるのですが、毎年ホワイトハウスのクリスマスツリーに大統領夫妻が飾り付けられるホワイトハウス公式のクリスマスツリー飾りがあって、毎年デザインが変わるんですが毎年贈ってくれる方がいて。どんどん飾って数が増えてくるのも嬉しいし、日本国内限定3000個とかっていう希少性も嬉しい。
--こういう、毎年の定番になるような贈答品というのもいいですね。
内藤:あと、贈答品とかギフトじゃないけれど、美味しい店を紹介してもらったりしたときに、感想を添えたお礼状書くようにしていて、Growingという会社のサンキューポストカードを使っています。活版印刷でエンボスのかかった味のあるカードで、メッセージを書くスペースが絶妙にちょうど良い(笑)
御礼ならメールでも済むんだけれど、文字だとさらに気持ちが伝わりますよね。
--確かに、すごい印象にも心にも残りますね。
内藤:贈答品て感謝の気持ちを伝えるものだから、こんなメッセージカードもひとつかなと。
手書きの文字ってぬくもりがあるというか、顔が見える。確実に関係性の温度が上がりますよ!
内藤 秀治郎(株式会社アロバ)
青山学院大学卒業後、米国ボストン大学に進学。帰国後アクセンチュアに入社。その後、2004年にシンプロメンテ株式会社の専務取締役、2007年に代表取締役社長に就任。2013年、同社を東証マザーズに上場したのちの2016年に退任。2017年当社代表取締役社長に就任し現在にいたる。